[市政]議会での行政視察

hiroshikaro2010-07-13

 長岡市議会では、総務、文教福祉、産業市民そして建設の4つの常任委員会が毎年6月の議会で改選されます。
 改選後の7月には、恒例の常任委員会の行政視察が企画実施され、昨日は馬高縄文館、川口歴史民俗資料館、そして開設間もない摂田屋リプチの森(サポートセンター摂田屋:老人介護施設)の3箇所を半日の駆け足で視察見学しました。
 この行政視察は、議員と関係する部課長が一緒に行う行事で、昨日は60人余りの参加者がありました。
 バスの中での意見交換、その後の交流会での視察研修の感想や日頃の姿勢に対する考えなどを交換する大変有意義な行事であると思います。
 最初の視察先、馬高縄文館は昨年オープンし、隣接する県立歴史博物館、そして、そう遠くない藤橋遺跡と連携を取りながら「縄文の長岡」を発信する市立の博物館です。
 馬高縄文館には日本に一つしかない重要文化財に指定されている「火焔土器」があります。
 また、そのほかにもたくさんの「火焔型土器」が展示されており、長岡には縄文時代から人が住みついて、高い文化を築き上げていたことを窺い知ることが出来ます。

 この博物館も、お隣の県立博物館も小・中学生は入館無料となっていますので、是非、夏休みなどは終日博物館に浸かって縄文を勉強するような児童生徒がたくさんいて呉れたらと期待すると同時に、学芸員の方々に、児童生徒向けの縄文を学ぶプログラムを作って欲しいとお願いしました。

口の歴史民俗資料館は、人口5千人余りの町としては、大変立派かつ充実した展示品に驚きました。信濃川魚野川との合流点で、水上交通そして街道の要衝として栄えた文化の町であったことが窺い知ることが出来ます。
 このような町の歴史民俗博物館は今後も大切に守り、そして更に充実し、後世に語り継いでいくよう行政としても力を入れていかなければならないと思いました。

 最後の摂田屋の福祉施設は、特別養護老人施設、小規模多機能型居宅介護施設と地域交流スペースの3つの施設が合体した施設です。
 特に地域交流スペースは、近隣住民の社交の場として福祉協会が提供している所謂、福祉法人の社会貢献的施設であると思います。
 老人を隔離し施設に閉じ込める「箱物福祉」はなく、地域住民と一緒になって福祉を担う「オープン福祉」の考え方は、今後ますます発展することと大いに期待しております。