農村の活性化

森立峠からの眺望

 今稲刈りの真っ最中。連日の猛暑で稲刈り時期も早まり、平場では先週末から稲刈りが始まり、スーパーには既に早生の新米が登場しています。田園風景豊かな長岡は、辺り一面黄色一色。収穫の時期、食欲の秋の到来です。
 中山間地の棚田は来週末頃から始まるのではないかと思いますが?棚田の素晴らしい景観には本当に圧倒されます。
 皆、農家の人たちが精魂込め一生懸命米を育て、田んぼを守り、そして景観を守ってきたお陰と頭が下がります。

 しかし、中山間地では高齢化と過疎化が急速に進んでおり、今後、田んぼの管理や集落の維持に大きな不安が広がっています。一方都市部においては、野菜価格の高騰、食の安全が危ぶまれております。
 この2つの課題を一緒に考え、行動することでどうにか解決できないか?と考え、10日程前、棚田の里 旧栃尾市の西谷の集落の代表の方々とユニバーサル農園芸えちごの有志とで交流会を行いました。
 西谷の方からは「あなたたちは具体的に何がしたいのか?」との質問に「今は何が?という具体的なことは分かりませんが、先ずは、お互い良く理解し合うことが大切!良く話し合い、仲良くなってから、何が出来る、何をしよう!と思っています。」と回答しました。しかし、西谷の方々にとっては、集落の維持は喫緊の課題「誰か救世主が現れ、直ぐにでも集落を立て直してもらいたい!」と考えておられるのが理解できました。

 このような棚田の素晴らしい景観、そしてゆっくりとした農村での生活スタイル、自ら作った安全、安心な、そして美味しい食べ物を食べられること、そんな農村の素晴らしさをどんどん発信していけば、きっと中山間地と都市部が抱える課題は少しでも解決できるのではないかと思います。
 我々ユニバーサル農園芸えちごも積極的に西谷の方々と交流し、何か具体的な活動に発展出来たらとと思います。