長岡市総合計画後期基本計画

 今日は終日 長岡市総合計画の後期基本計画(来年度からの5年分)の建設委員会、産業市民委員会関係の計画の説明・審議が行われました。全体を通して感じられたことは、
『1次、2次の市町村合併が成されて既に5年経過するにもかかわらず、残念ながら一体化の醸成はなかなか進んでいない中、中心部(長岡地域)と編入地域との格差は広がる一方で、特に中山間地を抱える過疎地域の山古志、小国、栃尾、和島、川口での、人口減少は著しく、加えて高齢化率の上昇率も激しく、中山間地の再生と活性化の施策が明確に打ち出されていないことについて指摘し、より具体的な内容を明示すべきだと要望しました。
 総合計画ですので、役所的な縦割り的な計画であってはならない筈なのに、分科会方式で計画を立て立てための弊害ではないかと思います。専門部会を設け、専門家を入れて審議することはひとつの方法かと思いますが、大学の先生や中心部に住む学識経験者中心とした部会では、中山間地や農村現場での課題や、その解決方法などを提案することに限界があるのではないかと思います。
 正に現在、国が行う地方施策が現場に合わない状況なのは、現場の声をしっかり聞くよりも、霞が関の役人や東京の学者の方々で立案し提案するからではないかと思います。
 10年程前に我が長岡市議会は、議会自らの判断(決議)で、市が設置する審議会、委員会から当時あった市議会議員の枠を廃止し、市議会議員を引き上げてしまいました。
 しかし、今考える事は、我々市議会議員は地域の代表であり、現場を持った政治家です。市が立案する総合計画や施策に関しては、立案当時から深く関わるべきではないかと思います。当時全国各地の市議会で、そのような動きがあるという全体・前例主義に流されてしまった我が議会そして、当時、市議会議員を各種委員会から廃止すべきと議長に答申した議会活性化検討委員会の1委員であった自分の決断が間違っていたのではないか?と今深く反省しています。
 我々市議会議員は県会議員や国会議員と大きく違うのは、生活や仕事をしている現場=政治現場である。つまりを現場持った政治家である。そのことをしっかり自覚し、県や国の議員のやり方を見習うのではなく、独自の道を作り、進む政治家でなくてはならないと思います。
【一寸力み過ぎですかね?】