のどかな中山間の集落

のどかな中山間の集落

 来年から障害者と高齢者の交流の場、そして「障害者と高齢者で農業を営み、障害者も高齢者も安心して暮らせる空間を作ってみたい!」そんな思いで今、色々と取り組んでいます。
 障害者も高齢者同様受け入れて呉れる施設が少なく、障害者、障害者の家族の方々は困っておられます。
 これまでの福祉政策は「まず箱ありき」、支援や介護の必要な人を集め箱の中に入れる箱物行政でした。箱が足りなくなれば政治力で箱を作らせるのが政治家の務めであったかも知れません。 
 しかし、昨今の財政難、箱は作れなくなり「施設から在宅」という流れになりましたが、箱物行政に慣れ親しんでしまった市民は、なかなか原点に戻ることができません。
 慣れ親しんだ自らの棲みか「在宅」で過ごすことは支援や介護を受ける本人にとっては幸せな事ですが、支援や介護をする家族にとっては大変なことです。
 ましてや核家族化が進んでしまった現在、老々介護は当たり前、そして今の経済状況では、その在宅介護・支援のしわ寄せが社会的に弱い人たちに押し付けられてしまっているのが現状です。
 言い換えれば「負担をすればしっかりとした介護や支援が受けれれる」「金があれば家族は楽が出来る」「金がなければ地獄」この考え方は今は常識となり「金・金・金」の社会になりましたが、果たしてそれが本当の福祉社会と言えるでしょうか?「金がなくても誰もが平等にしっかりとした介護・支援が受けれるのが政治の務め」と考えますが、政治までが金に支配されているようではどうにもなりません。、
 箱物行政から脱皮するには、「在宅」という箱から地域という空間に飛び出し、色々な人が居る地域で暮らすことが、ひとつの解決策ではないかと思います。
 そんな考えから、障害者と高齢者で農業を営み、障害者も高齢者も安心して暮らせる集落を探して、実際にそこで仕事を作り、生活してみたいと考えています。

 ☆地域の方々との意見交換

 ☆中山間地に点在する空き家