一之貝雪上運動会

玉入れ

 東京の大学生が企画してくれた雪上運動会に、一人の一之貝住民として参加させてもらいました。
 区役場(町内公民館)の脇に特設された、雪上運動場、そして立派に整備された応援観客席、東京からの大学生七人(6人の女性と黒1点)と地元の方々との協働で準備された運動会。50人を超える区民が集まっての賑やか、かつほのぼのとした運動会でした。
 私は一寸遅れて参加したので、玉入れと、かんじきレースの2種目にしか参加できませんでした。
 玉入れは、我白チーム白組の圧勝、2勝した方が勝ちのルールでしたが、時間があったので3回戦に突入し、場所を変えての第3戦でしたが、結局白チームの元気と団結の良さで3戦3勝の圧勝でした。
 最後のかんじきリレーは、かんじきを上手く履けなかった私の所為で負けてしまいましたが、総合優勝は我白チームとなりました。

 終わってから区役場での懇親会、最初に学生たちの一之貝での1週間の活動の報告がありました。皆、高齢者の独居世帯を回り、雪ほげをしてくれたとのこと感謝、感謝です。そして、そこにお邪魔しさせてもらい、お茶を飲みながら昔のことや、これまでの生活のことなどを聞かせてもらって良かった!と感想を述べていましたが、きっと話を聞いてもらったお年寄りは、それ以上に良かったのではないかと思います。孫やひ孫のような大学生が来てくれてほんとに区民皆喜んでいました。

 今度は、雪のない暖かい時に来ることを約束し、明朝高速バスで帰京するとのこと。
 『元気を持って来てくれた学生さん、出来れば将来一之貝で仕事をし生活して呉れないか?』『大学を卒業する3年後にはあなたたちが携われる仕事を作って待ってるよ!』と云いながら別れました。
 若者が来て仕事し生活してくれればきっと集落は変わって行く、若い力をどう引き込むかが、今後の中山間地にある過疎化、高齢化が進む集落の命題ではないかと思います。
 年寄りだけでは残念ながら、将来への投資は出来ませんし、夢も語れません。
 若者よ一過性の交流ではなく、是非、この一之貝に根を下ろして活躍して欲しいと思うと同時に、若者が生活できる環境整備をすることが私の務めであるとも感じた楽しい雪上運動会でした。