行政の責任

 現在長岡には1056人もの避難者がいる。主に原発放射能汚染で避難されてきた方々が中心の様であるが、約半数が南相馬市の集団避難者の方々だ。
 避難所で対応している方の報告では、南相馬市の職員はいないとのことで、南相馬市役所との連絡も儘ならないとのこと。
 避難されている方は、今後、南相馬市がどうなるのか不安で一杯とのことだが、放射能汚染ばかりでなく津波被害も大きい所だったので、生き残った職員の方々は皆現地での復旧作業に頑張っているのだから仕方ないことなのかとも思うが?
 『被災民の救援、生活支援、復旧、復興は誰が責任をもって行うべきなのか?』と考える場合、中越大震災では避難所の運営は地元自治体が、そして仮設住宅の建設などは県が責任を持って対応してきたことを考えると、被災地でない所に開設された避難所ではないが、避難民の対応は被災地の自治体職員がしっかりすべと思うが?
 加えて『ばらばらで避難して来た方々と地元自治体との連絡はどうなっているのか?』と考えると、自分は避難者でないが、不安で一杯である。
 『地元の状況は一体どうなっているのか?今後の対応はどうなのか?そして何時帰ることが出来るのか?』といような避難者にとって最も重要な情報が、現在長岡に避難している方々にどのようにして伝えられてくるのか?そして、避難者が主体的に入手できるのかと思うと「????」である。
 緊急時、有事だから仕方ない、地元は被災して混乱しているのだから、とりあえず安全な場所に避難させるのだ!という考え方、初動態勢は理解できない訳ではないが、発災から今日で2週間、被災された方々の気持ちは随分落ち着き、逆に今後にに対して大きな不安を抱いてきる時期であると思うので、正確、かつ的確な情報を避難者・被災者に対して地元(被災地)自治体が責任をもって行うべきかとと思うが???