T君の笑顔

シンボルツリー 一位の木

 22日の日曜、そして29日の日曜と2週続けて長岡養護学校高等部に通っているT君が、一之貝のUNEHAUSに来て私の仕事を手伝って呉れている。
 最初の日は、一寸緊張気味で、殆どおしゃべりもなかった。しかし、机の修理などを手伝って呉れ、最後にその日使ったヘルメットにT君の名前をサインしてやり、お土産に上げたら「かっこいいー」といって笑顔で帰って行った。
 2回目は、元気良く笑顔で来所して呉れ「家老さん おはようございます」と挨拶して呉れた。
 作業中におしゃべりしたり、ちょっとおどけたりして仲良くなれたような気がした。円山農場長と次回はキャッチボールをしようということになり、きっとまた来所して呉れると期待している。
 最初、お母さんは「うちの子は一寸土いぢりが苦手かも?」と心配されていたが、人と一緒に作業すれば、その苦手意識もすっかり払拭され楽しさに変わった様だ。おしゃべりしながら皆と一緒にやることで、それまでのT君の価値観が良い方に変わったのではと思いたい。
 園芸福祉の力で、是非、T君がしっかり仕事が出来るようになり、自立した青年になって呉れることを大いに期待すると同時に、彼の成長を身近で感じながら、一緒に仕事が出来る幸せも実感したい。