義援金と偽演金

 日本赤十字を中心に集まった義援金の配分が未だ十スーパーセントとのこと、二千数百億も集まっているのに一体どうなっているのか?
 昨日JAで預金金利の話を聞いたが、現在一番良い定期の金利は1年物で0.3%とのこと、例えば1000億のお金を3か月間年利0.3%で運用した場合7千500万円の利子がつくことになる。
 義援金に利子が付くか否かは分からないが、いずれにしても困っている人が大勢おり、そして義援をしたい人が大勢居て、お金がたくさん集まっているのに、それを仲介する機関(日赤、行政)が未だしっかりと機能していないのは非常に残念でならない。
 中越大震災の時「家老さんの知ってる人で困っている人にお金を上げて欲しい!」と言って義援金を託そうとした友人が何名かおられたが「私がお金を上げることは、選挙違反になるから、それは出来ない!出来れば長岡市新潟県宛てに送金して欲しい!」とお願いしたが、具体的な振込口座が直ぐには分からず、結局日赤に募金されたとの報告を受けた。
 このように義援金を日赤はじめ巨大機関に集中して集めることについては、いかがなものかとの疑問がわいてくる。
 義援金なので、公平かつ適正に運用されていると思うのは人の常であるが、実際、これまでに巨額となると、ちょっとへそ曲がりの自分は、本当にきちんと使われいるのか?との疑問を感じずにはいられない。
 巨額、巨大になればなるほど分からない所にロスが生じ、本来の目的とは違ったことが行われるのも常である。
 義援金が「偽演金」にならぬよう我々国民はしっかり注目・監視していかなければならないと思う。