薬草散歩

hiroshikaro2011-08-22

 8月21日午前中、一之貝の里山を地元の方の案内で、そして漢方の薬剤師 広橋先生から説明をもらいながら、子ども8人を含む27人で約90分の里山散策を楽しみました。
 日頃見向きせず、そして雑草と思っていた草木が、漢方では優れものであるという新しい発見に、皆夢中になって辺りを探し回っていました。
 途中、「マリーと小犬の物語」「天地人」の映画ロケ現場で記念撮影をしたのも良い思い出となりました。

 漢方の草木を採取し薬を作り飲用するのも健康法の一つですが、草木を探し、里山を歩き回り、新鮮な空気を胸いっぱい吸い込み、大勢でワイワイやるのも、もう一つの健康法であると思いました。
 散策後、イカリ草やゲンノショウコ等を煎じて、早速飲んでみました。良薬口に苦しの諺通り、なかなかの味わいでしたが、この苦味こそが、新たな気付きを起こしてくれたような気がします。、
 漢方薬は、西洋医学の化学薬品に比べ、効き目は遅く、大量生産にも適していませんが、副作用は少なく、身体に優しい薬・医学だと思います。これまでの大量生産・大量消費の時代、漢方の陰は薄かったように思えます。
 しかし、本来人間も自然界の一員、自然の恵みを上手く活用させてもらいながら、自然の中で生きて行く「漢方的な生き方」が今見直されているように思えます。
 我々ももっと漢方、そして草木のことをしっかり学ぶことで、人間の生きるべき姿が見えてくるのではないかと思います。