痛み

 年末年始は足が痛くて不自由していました。
 最初、余りにも痛いため救急外来にかかり、レントゲンやらCTスキャンやらを撮って貰ったのですが、専門医でもなかったので、鎮痛剤と抗生物質を処方され帰宅、三が日が明けた4日に専門医に診てもらったのですが、異常は見当たらないので、鎮痛剤を飲んでいれば時間が解決して呉れるだろうとのこと。
 しかし、鎮痛剤が切れると強い痛みがあるので、近所の整骨院にお世話になったところ「多分靭帯を伸ばしたのではないか?」との診断で、毎日超音波を掛けてもらい、漸く回復の兆しが見えてきました。
 整骨院の先生から「足腰の痛みは本来鎮痛剤など飲むのではなく、痛みがあったら、その痛みを癒すためにじっとしていなければないのに、鎮痛剤などで痛みを抑えて、普通に歩くことがナンセンスだ!」と言われました。
 「痛みは体を休めなさい!労わりなさい!」という赤信号、鎮痛剤で痛みをなくしてしまっては、その原因を治療することができなくなるばかりか、逆に無理をして悪化させてしまい、取り返しのつかない結果になってしまう恐れがあるとも言われました。
 薬万能の昨今、
 ・薬に頼って自らの治癒能力を落としてはいないか?
 ・ビタミン剤や栄養剤、補助食品などというものを過信し過ぎて本来の食事を疎かにしてはいないか?
 ・仕事を優先するが余り、症状を薬で抑えて無理をしてはいないか?
 薬のお陰で人の寿命も格段と長くなりました。しかし、薬に頼り過ぎて副作用や様々な新たな病気が生まれたのも事実です。
 薬との付き合い方、そして日ごろの食生活、習慣を見直さなかればならないことを教えられた年末年始の強い痛みでした。