一寸変かな?

 先日のブログで除雪中の高齢者の事故が後を絶たないのに、高齢者が屋根に上ることには警鐘は鳴らさず「2人以上で作業するように!」「命綱を付けて!」「ヘルメットをかぶって!」等の注意報道はどこのテレビ・ラジオでも頻繁にされています。一方、雪や雪下ろしに馴れないとはいえ、体の利く若者ボランテイアに対して「危ないから屋根に載せないで呉れ!」という主催者側の注意、そして「今の若者は雪いじりなど何もできない!危ないから屋根に載せられない!」という地元の高齢者の若者を馬鹿にしたような態度に、大きな疑問を感じています。
 まずは、過疎化、高齢化が進む中山間地の農村では、2人以上で除雪作業を!とのことに対して、高齢者世帯のお爺ちゃんは「自分以外周りには雪下ろしが出来る人材がいないし、見守って呉れるような人さえいないのに、2人以上での除雪は無理だ!」と云います。
 「命綱を付けて!」に対しては「綱など付けて作業すると綱が邪魔になってより危険である。」「雪降りの時は、かぶり笠が一番」と云い、注意報道に従う気持ちは殆どないように感じられます。
 私は先に書いた通り、事故の多発する原因はスノーダンプでの作業が一番ではないかと思います。自分の体重と同じくらいの雪を足場の不安定な屋根で扱うことこそが危険極まりないことであると思います。ましてや力が衰えている高齢者、そして過労が蓄積してしまっているような降雪続きの時などは、足がふらつき落下してしまう確率は大であると思いますが、注意報道ではスノーダンプでの除雪を控えるべきだという警告は聞かれません。
 スコップと滑り台を使った除雪は、体にも優しく、落下場所が指定でき、後片付けも容易、そして屋根を傷めることも少ない方法であると思いますが???
 昨日は、スコップと滑り台とでUNEHAUSの雪下ろしをしました。屋根での作業時間はスノーダンプに比べ多少長かったように思えますが、落とした雪の後始末までを入れると然程時間は変わりませんし、窓を割ったり、下屋に負担を掛けることもありませんので、良い方法だと実感しました。
 是非、スコップと滑り団の雪下ろし方法に変更してもらえたら、事故も破損もそして過労も少なくなるのではないかと思いますが???