県職の人事

 3月は人事の月。特に公務員にとっては一年中で一番ワクワクドキドキする月であると思います。
 昨日は、小中学校の異動される先生方がわざわざ拙宅まで挨拶に来ていただきました。また、昨年長岡に赴任したばかりの友人は僅か1年で群馬に転勤、折角築き上げた人脈も本格的に活用できないまま異動しなければならないこと他人ながらもったいない気がします。
 また、今日県職の人事が新聞発表されましたが、私の大学の友人も数名、本庁から糸魚川、長岡から本庁、上越から本庁という異動があり、これから引越し、新天地で仕事や生活に慣れるのも大変だろ〜なと拝察しています。
 「人事とは!」雇用者の給料支給と同じくらいの大きな権力:伝家の宝刀であると思います。
 特に、県や国レベルとなると人事は、仕事の場や役職だけでなく、生活の場、そして家族の生活環境まで左右する訳なので、雇用者 対 職員といった関係だけでは完結しない大きな出来事であると思います。
 遠距離、そして交通手段の乏しい地域への異動となれば、単身赴任も少なくないと思います。本来家族、子どもや親の面倒を見ながら生活すべき一家の大黒柱が、仕事の都合で離れ離れに暮らさなくてはならない一寸理不尽的な所もあります。
 国のレベルでは致し方ないかも知れませんが、せめて県レベルでは、自宅から通える職場への異動を考えられないのかと思います。
 お隣の富山県はほぼ四角の形状の件ですので、県内での異動は自宅からの通勤が可能との話も聞いたことがあります。
 全国第5位の広さを誇り、そして南北に長く、加えて冬の豪雪地帯が存在する全国でも特殊事情のある新潟県ですので、公務員の公平性から考えると県内各地への異動は否めないかとも思います。
 しかし、現在社会、これからの社会は家族や家庭を大切にしなかればならない時代、大黒柱の異動で家族がおかしくなったり、子どもの教育や親の介護が人任せにならない為にも、県職の人事異動については何かの措置を考える時期ではないかと思います。