特例子会社

認証式

 本日 特例子会社「株式会社 夢ガーデン」の認証式が緑水工業?の北荷頃にあるコンポストセンターで行われ、ハローワーク長岡の関所長から緑水工業株式会社鈴木社長に認定証が手渡され、晴れて夢ガーデンが障害者に特化した特例子会社としてスタートを切りました。
 本日時点の職員構成は、身体障害者6名(正規雇用)、知的障害者3名、精神障害者2名(以上トライアル雇用)、知的障害者1名(実習生)の障害者数 計11名、一般職員2名となっています。
※【特例子会社】
 従業員56名以上を雇用する会社は、そのうち障害をもっている従業員を、従業員全体の1.8%以上雇用することが義務付けられている。特例として、会社の事業主が障害者のための特別な配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、その子会社に雇用されている障害者を親会社や企業グループ全体で雇用されているものとして算定できる。このようにして設立、経営されている子会社が、特例子会社である。 

 さて、特例子会社は、言うなれば何千人と雇用し、事務所や営業所が何か所もあるような大企業向けの特別な制度であります。これまで全国では300を超える特例子会社が創設されておりましたが、残念ながら新潟県では昨年末までは1社もなく、障害者雇用の後進県というレッテルを貼られておりましたが、夢ガーデンは県内2番目、中越地区では初めての特例会社です。
 加えて、前述した通りどちらかと云えば大企業向けの制度であり、企業が法律をクリアーしやすいように作られた制度ですので、緑水工業のような300人余りの中小企業が特例子会社を立ち上げるのは大変珍しいことです。
 私は、障害者の就労・訓練にこれまで4年間関わり、昨年4月にNPOを立ち上げ、障害者の生活支援施設を運営を開始しました。
 そして、特例子会社創設について緑水工業の役員に相談したのが昨年7月、8月には緑水工業として「特例子会社」を立ち上げると英断いただき、最初は夢のように思っていたことが、今日現実になったことは、本当にうれしく思うと同時に、緑水工業の役職員の方々に感謝したいと思います。

【緑水工業 鈴木社長挨拶 概略】
 少子高齢化が進み、生産労働人口が減少する現代、公共、NPO、民間企業の社会的責任(CRS)が問われるようになりました。
 これまでは、公共政策は行政が担い、社会政策はNPO、民間企業、そして市民が出来る範囲で担うという時代でした。
 緑水工業は創設51年目を迎え、これまで一貫して公共の事業と深く関わって来ました。その恩返しに意味含め、今回、障害者雇用に特化した特例子会社を立ち上げ、CRSを明確に打ち出すことで、社員の誇りとし、ビジネスモデルとして確立し、事業の拡大を図ると共に障害者の雇用の拡大を図りたい。