携帯・診療所

 昨日は、病院とそして携帯電話ショップに行って来た。
 両方共、1時間以上待たされ、そしてまた診断、相談に1時間近く時間を要し本当に疲れ果ててしまった。
 特に、携帯電話ショップは以前のように直ぐに対応して呉れるのではなく、番号札を取って約何分待ちとの案内があり、じっと待合ソファーで待ち続けなければなりません。平日の午後と云うこともあり若者や子ども連れよりも、私を含め年配の人が大勢いたのは正に診療所の待合室の様であった。
 その間、展示されているスマートホンや携帯電話を見ていると担当者や研修生が色々と説明して呉れるので、概ね電話のシステム等理解できたので、再度出直してと思ったが、折角30分も待ったのだから契約して帰ろうということになり、その後20分程待った末、漸くカウンターに呼ばれ契約相談が開始された。
 事前に話した担当者、研修生が対応して呉れるのかと思いきや、全く別の女性が担当。再度、こちらの希望を聞かれ、新規なのか?機種の変更なのか?他社からの乗り換えなのか?電話中心か?ネットを使うのか?どのタイプの料金設定にするのか?支払方法はどうするのか?ファミリー割引は?国際電話は?等々、電話だけで良いと言っても、インターネットを接続して貰わなければ!とにかく個人情報に関わるような質問が沢山。
 契約が成立したら更に無料サービスがあると称して、1ヶ月間お試し利用!もし、いらないのであれば1カ月後電話でキャンセルして欲しいとのことだが、1カ月後のキャンセルを忘れてしまったら、そのまま自動継続で料金が発生、数百円の料金でも1年間続けば数千円となる。このようなサービスは要らないのでと断るが、全ての事項を断ることもできず、結局2つのサービスを試してみることになったのだが???
 一事が万事、ユーザーの希望よりも会社の意向が優先されるおかしな業界であるとの印象を得た。
 他社との料金を比較しようにも兎に角、料金体系が複雑過ぎて全く分からない。
 新機種を毎月のように出し、そして消費意欲を煽る。月額幾らでも年間となると数万円、そして10万円を超すことも珍しくない。
 以前学生を相手に街中で古本屋をしていた親戚が、携帯が普及してしまったために廃業に追い込まれたとの話を思い出した。子どもの小遣いは今殆どが携帯電話に注ぎ込まれてしまっているのが現状か?
 とにかく、日本の携帯業界は御存じの通り、3社ないし4社の独占的な業界、公正取締委員会等が独禁法により、電話・通信料金の明確さと、料金の引き下げを図らせるべく指導があってもしかるべき時期ではないかと思うが???
 お客本位でなく、会社本位の活動では、いずれは???と感じさせられた1日であった。