先生とは!(卒業式)

 2日間連続して高校と中学校の卒業式に臨席しました。
 祝辞でip細胞の中山教授のお話をされた先生がおられました。中山教授のエピソードを淡々と話されましたが、正直言って感動しませんでした。
 一方、涙しながら生徒達に自分の経験を通しての教えを訴えた先生の話には、私も含め生徒たちは感動したようです。
 先生とは、自らの体験を子ども達に伝えるのが役目、人の体験や伝記等は、新聞や他のメデイアでも紹介されており、そのようなものを話すのは先生ではないのでは?と思いました。
 子どもには知識や教養を伝えるのではなく、自らの体験、経験を伝えることこそが本当の教育のように思えます。
 経験、体験の乏しい現代、逆に知識や情報が氾濫する社会、頭でっかちの先生が多い中、失敗や成功等多くの経験をした人こそが、良い先生になれるのではないかと思います。
 失敗も経験、失敗を目指してやれということではなく、失敗を恐れずやることで、充実した経験が得られ、そのことは人を感動させ、そのことが教育になるのではないかと思います。
 知識や教養をひけらかすのは真の先生ではないと思いました。