マスコミ政治

 早朝から東北沖での地震、そして津波のニュースがありましたが、震度4、津波の高さも1mで大きな被害も無いようでホットしています。
 災害は同じ所を何度も傷めつけます。人知であれば加減や平等、公平等とうい意識が回りますが、自然にはそのようなものはありません。
 3年半前にダメージを受けたのだから?もう暫くは無いだろうと考えるのは人間のあさはかな所です。
 今年は、我々長岡市民にとって、明日7月13日は、7.13水害から10年、そして10月23日は中越大震災から10年の節目の年です。
 思い起こせば平成16年は、水害、地震そして大雪と3つもの難苦が襲った年でした。
 備えを怠らず、また危険な場所には家を建てたり活動しない事をモットーに生きて行かなければなりませんが、今時は安全よりも金や利便性が優先されますので、そのつけが大災害の際に必ず現れます。
 東京は正にその象徴となり得るのではないかと思います。首都圏に住む人達に災いを!願っているのでは有りませんが、経済優先で発展して来た都市、利便性を優先し軟弱な地盤を埋め立て造成した住宅地には必ず大きなつけが回って来ます。
 それが何時になるかは分かりませんが、そうならないよう、これまでのやり方を考え直さなければならないかと思います。
 今日の地震でもまず心配されたのが原発の被害でした。
 ドイツのように先ずは原発中止を決め、その後どうそれに向かって進んで行くかを考えるのが政治。
 日本は原発を継続するか止めるかかの方針も示さず、のらりくらりと経済界や世論の状況を見ながら決めて行くのは、真の政治ではなくマスコミ政治、世論政治だと思います。