仮設住宅へあいさつ回りに行って来ました。

撤去された跡地

165世帯あった仮設住宅の半分以上は撤去されました。残っている住宅も半分以上は使用されていない様子です。
隣では、来年夏オープンを目指す県営プールの建設が、雪がない為着々と進んでおります。
地震の復旧工事も3月末を目途に一応完了。地震前の状況に戻ること喜んでいます。
しかし、これからは地震特需に沸いた建設業界の経営不振が心配されます。寸暇を惜しんで復旧に頑張った建設業界は、今冬の無雪で除雪作業もなく、来年度(4月)からめっきり仕事が減り、加えて、全国を吹きまくる『ダンピング入札の嵐』に、吹き飛ばされてしまう業者も少なくないような気がします。
行政も民間同様コスト削減を目指し、自ら積算した設計価格:100を電子競争入札で過当競争させ、80や70の低価格で落札させる。
低価格では工事の日当、材料費位しか出ず、会社の運営費は全く考慮に入らない。
力のあるゼネコンが落札し、仕事をするのは下請け、孫請けの中小業者。
経費削減の元、いの一番に人件費が削減され個人所得が減る。
会社が倒産し失業者が増え、生活保護受給者が増え、社会不安が増え、福祉等の歳出予算は増えるが、住民税や法人市民税の歳入は減る。
行政運営と会社運営とは違うのだ!適正価格で発注すべきでは?と力説しても市民もマスコミも「安いのが一番」の考えが抜けきらない。
どうにかならないものか? 家老洋