学校給食について?

 先週の文教福祉委員会で学校給食の質問がありました。
 現在長岡市内の小学校の給食費:材料代は、1回=1食あたり251円、中学校は296円だそうです。ラーメン1杯550円の時代、300円以下というのは正に驚きです。それは、給食士の人件費、光熱費そして施設費などを市町村が負担しているから、このような安価で栄養バランスの取れた、量、質とも昔に比べれば非常に良くなった給食が提供されているのだと感謝しています。また、子ども達の評判も良く、小学校PTA会長をしている私としては大変満足しています。
 『学校給食は高いと思いますか?』出来れば家庭内でもこのように満足の行く食生活が出来たらと思っています。
 では、一体学校での給食は年間何回食べているかというと通常190食〜195食位かと思います。毎日3食:食べるとすると年間の食事数は、3食×365日=1,095食となり、給食の割合は約18%でしかありません。例え、毎朝食事をしない子どもだとしても、給食の回数割合は4分の1でしかありません。
 親も文部科学省も給食に『食育』という概念を持ち込みたがっているようです。学校給食で、子どもに食事の躾や規則正しい食生活、そして栄養バランス等を教え込む!と無理難題を言っているように思えます。食育は家庭での食事で行うべきものであります。何故かというと、学校給食以外の食事82%は家庭の責任において提供されているからです。
 また、昨今給食費の不払いが問題になっています。義務教育だから食費は国が負担すべきだ!とか払えるだけの収入がない!とかと言って支払わない親が多いという報道が興味本位でなされています。
 因みに、19年2月時点で長岡市では、小中併せて85校中32校で未納が発生、未納者の合計は86人、その内保護者の規範意識の欠如【未払い者】で支払わないと思われる人数は38人程とのことで、現在学校から督促をしているとのことです。
 {規範意識の欠如、親の身勝手どう思われますか?』
 食育は親の義務、きちんとしたものを食べされる事で、病気にかからない精神的にも身体的にも健康な子どもが育つ筈です。
 昔までは、貧乏人の家庭では、飯も食えず薬も買えず病に倒れる子どもの少なくありませんでしたが、今は、金持ちで子どもの勝手をさせる家庭ほど、子どもの病が多くなり、躾やモラルに欠ける人が多いように思うのは私だけでしょうか?