道路改良について

 道路の幅員が急に狭くなり、これまで事故が数件有り大変危険な市道の改良拡幅について、地元代表と一緒に市役所の関係課に要望して参りました。
 これらの要望は全市的にも多数出されており、加えて3年前の大水、そして地震発生以来担当課は復旧工事の対応に追われていたため、なかなか対応できず、現在は多数の要望の中から優先順位をつけ対応しているとのことでした。
 道路改良(幅員拡幅、路面舗装、側溝の整備)等の事業は、市が着手してから通常5年の歳月が必要となります。
 1年目:現況測量(平板、路線測量等)
 2年目:用地測量
 3年目:用地買収、物件補償等
 4年目:路盤、側溝等工事
 5年目:舗装
 この工程で一番問題となるのが用地買収です。誓願道路(地元からの要望で建設される道路)の場合は、買収単価もそれほどではありませんし、また、自分の屋敷を削って道路にすることに抵抗を持っている人も少なくありませんので、この用地交渉、用地買収が一番手間取り、ややもするとここで合意が得られず中止される事業もあります。これが初めからクリアーされていれば、事業も着々と進みます。私がお願いする場合は、事前に関係者の用地に提供に関する了解を取ってから市に要望を上げるようにしています。
 限られた事業費ですので、用地提供の合意がとれなくて途中で事業が挫折することのないよう、事前に関係者と十分話し合ってからお願いすることをモットーにしています。