食は家庭にあり!

 昨日議会で「食育基本計画(案)」についての説明会がありました。食育を官民一体となって推進して行こうとの趣旨には大いに賛同しますが、只の掛け声に終わってしまうような計画では駄目だ!ともっと具体的な内容を組み入れるべきではないかと意見しました。
 「三つ子の魂百まで」というように子どもの時の躾、特に食べる躾が大切です。人間の我が儘は、先ず食べ物から始まります。つまる、食べ物の好き嫌いは学校へ上がる前に決まってしまうので、それまでの躾が肝要です。
 『「食」べるという字は「人」を「良」すると書くのだから、きちんとした物を食べさせ、きちんと食べさせるということが人間育成にとって一番大切だ、その為には、子どもと一緒に食事をすることが大切である。』という講演を結婚する前聞き感銘を受けました。
 我が家では出来るだけ朝晩は食事を一緒にするよう心掛けていますが、そんな我が家でも、今もなお子どもの好き嫌いはあり、食事の際の姿勢や箸の使い方なども口喧しく言っています。しかし、毎日きちんとした物をきちんと食べているお陰で、ドイツから日本に帰国して11年この方、誰も大病することもなく元気で居られることは毎日の『食』のお陰と感謝していますし、当然それを料理してくれる妻にも感謝しています。
 昨日の説明会では「学校給食の残飯をなくす取り組みをすべきだ!」との意見も上がりましたが「そのことも大切だが、我々議員や市職員が参加して行われる年末と年度末の懇談会(飲み会)で、どれだけ飲み物、料理を残して捨てているか?をまず改めるべきではないか!」旗振りする議会や行政がまず見本を示すことが大切であると意見しました。
 今日は6年生の次男が弁当を持って行くとのこと、たまたま昨晩妻は不在だったので、一緒に原信に弁当のおかずを買いに行きました。バランスの取れたおかずは、そして値段も確認しながら一緒に買い物をしました。今朝は小生のランチジャーにいろいろな物を詰め込んで意気揚々登校して行きました。
 皆で一緒に同じ給食を食べることも大切ですが、たまには今日みたいに、それぞれ思い思い趣向を凝らした弁当を持っていくのも大切だなと思います。こういくことを言うと「親のない子はどうするのだ!朝早く仕事に行く家庭はどうするのだ!そんな子等に可哀想な思いをさせるのは良くない!」と弁当持参を反対を主張する親も居ますが、親の役目はまず子育て、そのことをきちんと理解させることが、親が行う「食育」の第一歩ではないかと思いますが???