長岡市の人口

 昨年、日本全体で5万という数の人口が減少したとの報道がありました。長岡のお隣の見附市小千谷市のような都市が1年で消滅したと考えると非常に大きな問題です。
今後この人口減少傾向はますます加速することが予測されます。
 毎日地方版に掲載されている「おくやみ」の欄は「うぶ声」の欄よりも2倍も大ききことがしばしばです。高齢者社会と言われていますが、今正にその高齢者がどんどん亡くなられているのが現状です。
 さて、長岡市の人口はというと昨年1月1日の人口は281,519人でした。今年は280,450人で前年比1,069人となっており、この傾向からすると4月頃には28万人を割り込んでしまうのではないかと予測されます。
 人口30万以上の中核市を目指して合併した訳ですが、30万達成に向かって進んでいるのではなく、逆行している状況に不安を感じています。因みに合併前の旧長岡市は毎年1,000人程の人口増でしたが、現在はその逆になっています。
 行政は少子高齢化、人口減少による「年金」「保険」「介護」「労働」等の問題ばかりを掲げ只オロオロしているのが現状です。
 少子化で「子どもを産め、育てろ!」という戦中のように国が強制的に旗振りすることは出来ない時代で、かつ子育てをするには非常に大変な社会となっていますので、自然増はなかなか期待出来るものではありません。
今迄の発展、上昇、増加ということを前提にしていた政策から、人口減少に即応した安定・ゆとり・減少といった社会構築の為の政策立案が大切だと思います。