ドイツ大使館公使

hiroshikaro2009-03-04

 在京ドイツ大使館初の女性公使が今日長岡を訪問された。2011年、日独修好150周年記念行事の企画立案のため、我が長岡日独協会との意見交換にお見えになり、長岡日独協会理事長の芳野先生ご夫妻と小生とで対応した。
 公使のお話は、既にドイツという国の枠組みを超えて、EUヨーロッパという感覚でお話をされていること、また、子ども達の教育、交流を非常に大切に考えておられることに大変感銘を受けた。
 小生もドイツから帰って既に11年が経とうとしている。当時はドイツ国であったが、今はEUの中のドイツ州みたいな感覚に成ってきているのだなと実感した。
それに比べ、我が国は?地方の合併などにばかりエネルギーを費やし、国際社会においては益々孤立してしまっているように思える。隣国である韓国、中国、台湾、そして東南アジア諸国との連合など殆ど具体化していないのが現状である。
 以前韓国を訪問した時に友人の金(キム)さんが「箸を使う民族が大同団結することが大切だ!武器ではなく箸を持って世界を席巻しよう!」と握手を求められたことを思い出した。
 言葉も民族もそして宗教も違う国々がEUというひとつの固まりを形成し、5億人の人口を擁し世界を席巻するのも間近ではないかと予感させられるような本日の出会いであった。
 小さくとも一致団結しそれぞれの力を発揮し合い大きな力とすることをEUから学ばなければならないと思った。
 今年こそは、EU国・ドイツ州はじめ幾つかの国々を再訪し、以前との変化を確認してみたいと思った。