ドイツの学生

hiroshikaro2009-04-15

 今日は先週土曜日から長岡に滞在しているドイツ トリア市にあるギムナジーム:大学進学を目指す普通中高校の学生をアテンドしました。栖吉の「あぐらって長岡」でうどん打ちと施設見学の際のお手伝い(通訳)をしました。
トリアからの初めての高校生派遣、それぞれ特徴にある顔つき、性格の青年達でで、顔つきの違いと同じく、それぞれ自身のきちんとした将来の進路・夢を持っていることは、日本の同世代の青年よりしっかりしていると感じました。

 夜は、お好み焼き屋さんでホストファミリーの方々と国際交流事業関係者が参加してのさよならパーティーでしたが、お腹が空いていないと全く食事をしない人や限られた物しか食べられない人が居るのに、ホストファミリーの方々は一寸閉口しているようでしたが、これも自己主張の表れと思う自分にとっては、拗ねて食べない訳ではないので良いのではないかと思いました。
しかし、日本人としての考え方からすると「折角お好み焼き屋に来て、皆楽しくやっているのに、一人食べない状況は、周りから見ると面白くなく、拗ねているように見られる。そう思われるのはホストとしてちょっと遺憾だ!」と思われているのではないか?
我慢して周りに合わせようとする日本人の性格、逆に自らの意思を大切に嫌な物は嫌だ!と自己主張するドイツ人との違いを垣間見たような気がします。
このような態度はドイツにおいては、決して浮いている訳ではありませんが、文化習慣が違う日本ではおかしな態度として捉えられてしまいます。
それは、教育や習慣の違いから来ることかと思います。どちらが良い悪いとは言えませんが、お互いの良さを学びとることが国際交流の神髄かと思います。「人の振り見て我が振り直せ」の諺通り、自らと違っていることを批判的に捉えるのではなく、自らの持っていないものを素晴らしいものとして捉えることが大切であると思いました。
彼らは明朝東京に向けて発ち、3日後には帰国の途に就くとのことですが、長岡では1年中で一番良い時期、桜の満開の時期に来日したことは彼らにとって一生の良き思い出になると思います。