子育ての駅

hiroshikaro2009-05-08

 「道の駅」以来、現在は駅ブーム「まちの駅」「健康の駅」「農の駅」[福祉の駅]「海の駅」「川の駅」など東京にあるNPO地域交流センターがその「仕掛け人」で、私もここ数年来、地域交流センターと一緒に活動する機会に恵まれ「駅」への思いも一入です。
今回、長岡市千秋が原地区に全国初となる「子どもは思う存分飛び回ることが出来る公園の中に冬期間や雨の時でも遊び回れる屋内遊戯施設を持った子育ての駅]が子どもの日である5月5日にオープンしました。

連休、好天も手伝ってか?いや、それ以上に市民。特に小さな子どもを持つ親の関心が高かったのを反映して、オープンセレモニー前から沢山の子ども連れの家族が「子育ての駅」で遊んでいました。
通常、入ってはいけない芝生の上を飛び回り、そして様々な遊具の上を元気よく登ったり降りたり、潜ったりしているのを見るにつけ、体を動かして飛び回ることの効用を実感しました。良く高齢者の病気予防、介護予防ということで、行政主導で全身運動やパワートレーニングが盛んに行われておりますが、子どもたちにとっても外や広い所で思いっ切り飛び回れば、丈夫な体が形成でき、健康な身体になる訳なので、行政としての投資効果、費用対効果は十二分に認められると思います。

セレモニーの挨拶で児童の親の代表で子育ての駅運営委員の方は「施設の完成に至るまでは市長、議員はじめネクタイを締めた方々が担ってきましたが、これからの運営は利用する我々親がきちんと担って行かなければなりません!」と力強く宣言されました。
これまで行政が中心になり作って来た「箱物」はあたかも作ることにのみ目的があり、作った後の利用については疎かにされてきたきらいがあったように思われます。建設期間は1〜2年ですが、利用期間は何十年も続く訳ですので、正しく利用する人たちが中心になって管理運営することで[箱物]の価値が発揮できると思います。

是非、施設が全国初であるならば、斬新な発想で管理・運営方法も全国に発信できるような新しい形態を皆で模索しながら作っていってもらえたらと思っています。
「駅」の意味は「人が集まり交流する場」ですので、大勢の人が集い、交流を通してすばらしい発想で「子育ての駅」を発展させることが「まちづくりの駅」へと発展するのではないかと期待しています。

屋内からは外の様子が一望できます!