子どもの力

 先日の花いっぱいフェアーに親子で手伝いに来てくれた子ども達と時間を共にし「子どもの力」を感じた。
 最初、幼稚園の年長組で4人兄弟の頭であるY君は、小学校4年生で2人兄弟に末っ子のS君を従えて「お客さんを呼び込みに行こう!」と物怖じすることなくS君に提案した。S君は「お前は小さいのに生意気だ!」と閉口し、その提案に従わず自分の仕事を見つけ黙々とやっていると、Y君が寄って来て「俺もしたい!」と言い、隣の席で一緒に同じ事をする。そうこうしてと仲良くなり、一時間後Y君は「兄ちゃん一緒にご飯を食べに行こう!」と言い、その後2人は終了まで一緒に活動していた。
 幼稚園児のY君は今正に、やんちゃ盛り、ちょっと煽てると一生懸命やるが根気が続かない。短兵急であるが色々なことに興味を持ってチャレンジする。
 小五のS君は言われたことはきちんとするが、煽てても、そしてちょっと得になるようなことを言っても「しょうしいのか?恥ずかしいのか?」なかなか直ぐに「うん」と言ってくれない。
 学校教育とは「分別を持った慎重で、周りの空気を感じ取り、それに対応する子どもを育てる」ことにあるのだろうかと思う?また、残念なことは、歳を加えれば加える程「自らの意見・気持」を言わなくなってしまう傾向にあるように思える。
 やんちゃな子ども、茶目っ気のある子ども、そして天真爛漫な子どもにこの頃会う機会が少なくなったように思える。
 子どものやんちゃや茶目っ気が周りの雰囲気を和らげそして、その場に新たなるエネルギーを注入してくれているような気がしたY君との出会いであった。
 Y君が4年後どんな高学年生に育っているか今から楽しみだ。