藩校サミットin 長岡

hiroshikaro2009-06-21

 昨日は全国から28名の藩主と全国50もの藩校の関係者、そして長岡市民1600名を長岡市立劇場に集い「藩校サミットin長岡」が開催されました。
 満席どころか通路の階段まで座るほどの大盛況、オープニングは詩吟に合わせて畳1畳分のキャンバスに毛筆で漢詩を次々に書き綴って行く、オープニングにして既に会場の雰囲気は最高潮に達しました。
 開会の泉田知事は「?資源もエネルギーもない日本が経済大国になれたのは、教育の賜だ!国を興すのは教育だ!?江戸時代はお国自慢を競い合うことで国は栄えた。それぞれの地域で固有の文化や技術を育て競い合うことが大切だ。?地方分権を進めなければならない!」と挨拶されました。
 基調講演では、徳川家宗家18台当主で財団法人徳川記念財団理事長の徳川恒孝さんから「?戦国時代と江戸時代を比較し、如何に平和が大切か、平和に世の中であるからこそ学問が栄え、文化が栄えた。江戸時代は世界一の文化国家であった。?学問の普及は徳川家康が開始した活字での印刷で促進された。?個人の能力を生か市、才能を伸ばす寺子屋教育が学問の普及を進めた。?共の学び共に教え合い共に生きることが大切である。?小さいときの教育が大切である。?義を大切にする儒教教育が平和の社会を保った。」 また、話が長岡の誇れる歴史作家である稲川明雄さんからは「?教育は繋ぐこと、受け継ぐことが大切である。?学問では創造力と応用力が大切である。」など大変ためになる講演を聴かせて貰いました。

 今回のサミットで「平和の大切さ、学問の大切さ、個を生かした教育の大切さ」を改めて学ばせてもらいました。
 「米百俵のまち、教育のまち」を全国に発信できた素晴らしいサミットであったと思いますし、混迷を続ける現在の教育、小林虎三郎に負けない「新たな米百俵」を築くのが現代に生きる我々の使命と気持を新たにしました。
 開催に汗された「おらが藩の牧野の殿様」をはじめとする多くの実行委員の方々に感謝を申し上げたいと思います。