息子と一緒に!

 先月書店で「新潟県高校入試模擬試験(過去問題)」を買って、時間を見つけ中三の息子と一緒に受験しています。
思えば37年も前に受け勉強したことですので、忘れていることも多く、息子に負けたくないとがんばりますが、数学は時間も足りず5割〜6割程度しか出来ませんし、社会や理科は7割、英語は8割位できますが、昔の様には行かず悔しい思いをしています。
 時間が制限されていますので、上手く時間配分を考えながらしなければなりません。「分」単位での時間対応は、社会へ出てから「日」単位で仕事をこなしている自分にとっては大変難しく感じられます。
 試験を終わると妻に公平に採点して貰い、間違ったところ、分からなかった所を一緒に見直しています。
 今回英語の試験を受けて分かったことは、長文読解などは、きちんと理解していなくてもそこそこの点数が取れるということ。息子に文書を朗読させたら、全く違う発音をすることがしばしばであり、別の単語と思って読んでいるにもかかわらず答えが合っているというおかしな結果が出て、ちょっと呆れています。
 社会の問題なんかも只暗記しているだけで、応用力を試す様な問題が出ると全く回答できません。
 学校で勉強しているから、塾へ通わせているから、そして家庭教師をつけているから「大丈夫」だと考えている親は、きっと私ばかりではないと思いますが、実際一緒になって同じ問題を解き、採点してみると如何にいい加減かが分かります。親がもっとしっかり子どもの勉強を見てやらなければならないと痛感しています。
 特に塾や家庭教師は、試験の点数ばかりを対象にしていますので、点数が上がった時は「○○君はがんばりましたので褒めてやってください!」点数が下がった時は「一寸体調を壊してしまって居たのですね?次回がんばりましょう!」と言って、結果については子どもも親も納得させられており、最後の入試で結果が出ないということは珍しく無いのでは?と思います。
 子どものことは親がきちんと責任をもって当たらなければならないのに、金さえ払えば誰かが面倒見て呉れる「他力本願的」な思考から脱却し、自らも一緒にがんばろう!と思いを新たにしています。