川口町との合併

hiroshikaro2009-10-26

 本日長岡市、川口町の合併調印式が長岡市役所で行われました。
 調印後の森長岡市長の挨拶で「川口町が具体的に合併に動いたのは平成17年であるが、実際は丁度5年前の平成16年10月23日に発生した中越大震災がきっかけとなったと思う。先週末中越大震災5周年を迎え本日合併調印が行われるのも何かの縁である。」と述べられました。

 思い起こせば、これまでの新長岡市の合併の経過(歴史)は、平成16年の7.13大水害と中越大震災で被災した地域同士が一緒になって災害からの復旧・復興を取り組んで経過であると思います。
 小さな町村という自治体単位では思うように進まなかったであろう災害からの復旧事業も、10の市町村が一緒になって新長岡市として取り組んできたからこそ現在の復興があるのではないかと思います。
 川口町は正に中越大震災震源地・震央地であり、これまで町として単独で復旧・復興に取り組んで来ました。加えて、合併の条件として森市長から提示された「財政再建」という課題にも真摯かつ懸命に取り組んで来ました。
 そういった意味からも今回の合併は、大河ドラマ直江兼続がいう「義」に則したものであり、一議員として賛成しています。
 南総里見八犬伝で言われた「真・義・礼・智・忠・信・孝・悌」より、現代社会は効率性や経済性ばかりが優先されてしまっています・しかし、困っている人(町)があれば損得を考えるよりも先に、進んで助けるという「義」の気持ちを持つことが大切ではないかと思います。
 来年3月31日の合併を目指し、これまらも両市町の更なる努力が肝要かとも思います。