まちづくり対策特別委員会

 本日午前中、まちづくり対策特別委員会が開催されました。テーマは「中心市街地の再開発事業について」と「大和デパート長岡店の撤退の対応について」の2点でした。
 中心市街地の開発は、現在以下の4つの大きなプロジェクトが進んでいます。
1.シティーホール(新市庁舎)の建設事業
2.大手通中央西地区・東地区の市街地再開発事業
 (まちなかキャンパス、子育ての駅等の設置)
3.JR長岡駅周辺整備事業
 (東西自由通路延伸、ぺデストリアンデッキ、大手口自転車駐車場)
4.長岡防災シビックコア地区整備事業
 (市営住宅、緑化センター、子育ての駅、市民防災センター、消防本部、長岡地方合同庁舎等)
 「民間が大変な今こそ官が頑張って仕事をしなければならない!これらの事業が完成すれば、長岡の顔としての中心市街地が完成し、品格ある駅前となる」との市長の意気込みで、総事業費490億円という一大プロジェクトとなっており、私も一議員としてこの事業は大いに期待し応援しています。
 しかし、本日の委員会において市長と他の議員さんとの議論を聞いて感じたことは、官:行政:市役所が誘致するイベントや市民が自主的にシティーホール等で行うイベント・行事だけで果たして昔のような賑わいが戻るのだろうか?
 行政は箱を作って、その箱を埋めることを目的に一生懸命だだ、果たしてそれだけで活性するのだろうか?と半信半疑になりました。
 今月初めに訪問した村上市の民間から起こった「町屋再生活動」http://d.hatena.ne.jp/hiroshikaro/20091108を例に出し「一番大切なのはそこで商売したり、働いたり、住んだりする人の意識の改革:つまり自分たちの町の魅力を高めることは=自らの魅力を高めること。他人はその人を目的に集まって来る。そのことで町の賑わいが再生されるのではないか?」
 「そのためには、中心市街との再開発プロジェクト、そしてそこに住み、働く人達の意識改革のための教育プロジェクトが並行的に行わなければならないのではないか?」と発言しました。
 人材育成は直ぐには効果は現れないかも知れませんが「米百俵の長岡」、是非150年前、長岡城下正に同じ場所で「米百俵の精神」をもって実践されたことを今こそ蘇らせ、魅力ある人材を育てて貰いたいと大いに期待しています。