餅つき大会

張り切って杵を振る

 毎年王例の餅つき大会を1月30日(土)栖吉コミュニティセンターで開催し、70名の小学生児童と10名の育成者が参加し盛大に実施しました。
 今年は3升餅を3臼と「お強用」の餅米1升の計15KGも蒸かし、それぞれ搗いては食べ、搗いては食べの繰り返しを3回しました。
 最初は、搗く前のお米:所謂 お強をそれぞれ手にとって食べさせました。熱い熱いと言いながらも興味から皆それぞれ美味しく食べていました。少しか取れなかった子は「もっと、もっと」と何回も取りに来ました。
 2回目は、今年初挑戦の「乾し桜エビ」を入れた餅を大根おろしで食べさせました。塩の味がし、大根の辛さと上手く調和し、私たち大人にとっては美味しい餅でしたが、子どもたちには余り好評ではなかったようです。

 3回目は、きな粉とあんこの餅、4つの班に分け、高学年の児童に「餅を切り分けて皆で食べるように!」「大人は手を出さないように!」と言ったのですが、なかなか餅を切り分ける子どもはいなく、結局それを看過できない大人達が手を出してしまい、私の試行は成功しませんでした。
 「何もしなくても座っていれば食べ物は出てくる。子どもはお客さん、お母さんはウエイトレス」正に、家庭での食事もファミレス化したのかと実感させられる場面でした。

 4回目は雑煮、さすがに4回目になるとお腹も膨れてしまい、お汁しか食べない子も多く、餅をいっぱい搗き過ぎてしまったことを反省しました。

 「満腹よりも八分目」これが一番美味しく食べられる秘訣、来年は一人当たりの餅米量を180gから120gに減らしたいと思います。
 
○子どもたちの感想は以下の通りです。

☆好きなな食べ方ベスト4(好評なものから)
1.きな粉
2.お強
3.お雑煮
4.きな粉とあんこをダブルで
 ※大根おろしは辛かった。

☆参加した子ども達の感想
◎もちつき大会は毎年来ている。
◎来年も参加したい。(全体感想)
◎杵が重かったけれど餅をつく事は楽しかった。(5年男子)
◎餅をつく事でストレスが発散できた。(4年男子)
◎今年は餅の種類がいっぱいあって良かった。(4年女子)

☆大人の講評
△全体的に今回初登場のエビ餅は不評でした。
△あんこ餅も少人数の人しか人気がなかった。
△雑煮を配る時には子供達はお腹が一杯で「お汁のみ」の子が多かった。

 既に9年間餅つき大会を継続していますが、子どもの様子も変わり、毎年、色々な様子に遭遇しますが『食の大切さ、食事のマナー、そして子どもたちの上下関係』などを「餅つき大会」を通じて教えられたらと思っていますが、なかなかその域に達しないのが現状です。