我が子の入学と子離れの日

hiroshikaro2010-04-06

 昨日は長女の大学、今日は長男の高校入学式だ。
 2人共地元を離れて県外・市外の学校へ通う。友人も知人も居ない学校へ一人で通うことになったのも2人の希望であると同時に、何か運命的な背景も感じられる。
 一人で心細くなりメールで弱音を伝えてきた長女。一方長男は大好きなサッカーをしたいということで学校を選択したのだから元気一杯張り切っている。
 正に対照的2人であるが、これから2人共、親から離れ、新しい環境の中、友を選び、そして自らのライフスタイルを築くことになる。
 親元を離れ、自らの縁で築いた人間関係は、将来自分にとって、かけがえのない友人となるに相違ない。
 生まれてこの方、親元で自然発生的、地域的に築かれてきた子どもたちの人間関係、これから親元を離れ、自らの意思と力で築き上げる人間関係、そんな関係を築くことができるスタートラインに立った2人を本当に羨ましく感じる今日この頃である。
 自分を導いてくれる先輩・師という「友」、自分を慕い励ましてくれる後輩という「友」、そして、何かにつけ気軽に相談にのり悩みを打ち明けられる同輩という「友」、勉学にスポーツに、そして自らの生活に励みながら、これからこの3人の「佳き友」を探して欲しいとエールを送りたい。
 そして、我が子が、寂し過ぎてどうしょうも出来なくなったら時に、帰って来られるような「親」として、デ〜ンとして構えた「子離れした親」になるためのスタートラインが今日であるも感じる。