幼小中一貫教育

山田省吾議員

 先月私の所属する、議会の会派「しんし新政クラブ」で瀬戸内海に浮かぶ人口3300人余りの小さな島:直島(町)を視察しました。素晴らしいで教育制度、環境に感嘆して戻ってまいりました。
 先週、我が会派の山田省吾議員が本会議で、直島町の教育を称賛しましたので、その下りを今回紹介します。

山田省吾議員 6月議会一般質問『小中一貫教育について』抜粋

 ===中略===
 瀬戸内海に浮かぶ直島(町)は、昭和51年より「幼小中一貫教育」を実施してきました。
 教育長の説明を聞きながら義務教育9年を通して、教員が小学校から中学校までの一人一人をよく知ることができ、一人一人に対応した指導ができ、スムーズな進級ができるものと思いました。
 直島町で実施している「幼小中一貫教育」の基本的な考え方としては
 1.子供の成長は段階的な物でなく、水の流れのように連続的なものである。教育も幼稚園・小学校・中学校と学校種別によって段階的に考えるよりも、一貫して考えるのが自然であり、人間形成の上からも望ましい。
 2.人間形成に必要な基礎的な事項について、どのような内容を、成長のどの過程で、どのような方法で指導するのが効率的であるかなど、幼小中連続した期間の中で考えたい。
 この考えを基本に幼小中合同でそれぞれ担当し研究授業等を実施し、全ての教員が集まり研修を行う。また合同での行事・幼小中連絡会での情報交換・幼・少連携活動及び、小・中連携授業など実践し幼稚園の時から教職員も接することにより児童の実態に合わせた教育指導が行えるとしています。
 授業も小学校6年生が一部中学校で授業を行うなど円滑な接続の可能性も探っておりました。
 私は小学校から中学校の間のギャップを感じておりましたが今回の研修を通して少子化の時代義務教育9年間の中で垣根を越え成長に合わせた教育をすることにより、少しでも解決する方向に向かうのではと思いました。
 ===略
 直島の公共施設は建築的にも芸術的にも一流品ばかり、特に園舎、校舎に関しては、子どもたちに直島で学んだと云う誇りを持ってもらうべく特徴のある立派な建物となっています。


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