Frau Spiegelberg(鏡山)

木下施設長と鏡山さん

 福祉法人崇徳会の高齢者介護施設で1年間の実習を開始したばかりのドイツ人女性 イザベル シュピーゲルベルクさんに会いました。苗字のシュピーゲルベルクを日本語に訳すと「鏡山」相撲の親方の名前になってしまいます。
 ベルリン出身の彼女は、ベルリン市の市民大学の日本語講座で週1回僅か2年間しか学んでいないのに、流暢な日本語を話し、また、私たちの言葉は殆ど理解しているのに大変びっくりしました。漢字も400近く理解できるとのことで本当に驚きました。
 先程、メールも日本語で書いて来てくれました。
 まだ二十歳前、うちの娘と同じ歳とのこと。娘が今度帰郷したら是非2人会わせたいと思います。
 ベルリン出身?すかさず「西か?東か?」と尋ねたら「西です。しかし、今は西も東もないです。既に一緒です。」と即答されました。
 思い起こせば、東西ドイツが統一して既に20年、彼女は統一後に生まれた訳ですので、当然西ベルリン、東ベルリンの区別はなくなっていました。
 統一後の世代が増えることで、芯の東西統一が成し遂げられるのだな〜と実感しました。
 これから1年近く、ドイツ語講座やドイツとの交流活動の推進のお手伝いしてもらうことを約束してもらいました。また、沢山のドイツの実情を聞かせてもらいたいと思います。