高齢化社会への対応

 昨晩から降り続いた雨、時折バケツをひっくり返したような豪雨もあり、4時頃起きて「どこも浸水しなければ良いのだが?」と思いながら過ごしていたら、7時過ぎに地元の農家組合長が慌ててやって来られ「用水路で3箇所不具合があるので市役所にお願いしてもらえないか?」とお願いに来られました。
 まだ雨が降っていましたので、直ぐに見に行こうということで、もう1名の農家組合役員と3人で見回りに行きました。
 1箇所目は堰の不具合でゴミが溜まっていたのですが、堰の入れ方(設置方法)が判明し、正常に戻し一件落着。
 2箇所目は「堰の鋼板に穴が開いてしまい堰の役目を果たさなくなったので、どうしたら良いか?」とのこと、同行したもう一人の役員さんが「溶接が出来るので自分が直します。」と云うことで二件落着。
 3箇所目は「堰のゴミ止めのスクリーンが無くなってしまったので、どうしたら良いか?」辺りを探したら、そのスクリーンが見つかり三件落着。結局役所にお願いしないで済、やれやれでした。
 若き後継者が全くいなくなってしまった地元農家組合の平均年齢は70歳を超え、メンバーはの会議や村普請には顔を出されますが、実際上述した3件のように、ちょっとしたハプニングが起きれば、若い人に頼まなければ二進も三進も行かないという農家組合の現状を目の当たりにしました。
 彼らに比べれば自分はまだまだ若い方ですが、あと12年もすれば高齢者の仲間入りをします。高齢化が大半を占める社会となれば、全て行政頼み、行政は金も力も無くなって来ている現状そして将来、高齢者の予備軍である我々の世代は、これから30年『皆で知恵を出し合い、助け合って生きていく社会態勢の確立』について。、しっかり議論しなかればならないと思います。