行政の責任

 今日は長岡市が取り組むべき「地球温暖化対策の素案」について環境部の担当者から説明がありました。
 国からの指示・命令とのことで、全国一律的な素案に「おかしいのでは?」と以下の点について異議を申し立てました。
☆国際社会ではCO2の取引が行われるのに、何故、国内では都市部と地方でのCO2の取引が行われないのか?
 つまり、CO2の収支は当然、人工化されたものが多く、緑の少ない都市部が大きい筈なのに、緑の多さは考慮されずにCO2の発生量だけを問題にしているのは理解できない!
☆ゴミの3Rのうちの「リデュース:発生抑制」は国の法律をもって定めるべきことであるのに、末端行政である市町村行政に押し付けているのはおかしい!
☆削減目標を一般市民では理解できないCO2の重量で表現しているのも理解に苦しむ。
☆計画に記載されいる施策に対する予算はどうなのか?と質すと、長岡市の「後期総合計画」が固まっていないので、予算はまだ作成していない!
 そんな訳の分からない素案は「絵に描いた餅」であり、「そのような素案を作成せよ!との国の指示・命令はおかしい」としっかり国に言うべきであると言いましたが、担当者は非常に困惑している様子でした。
 施策を立てる者、それを指示・命令する者、所謂行政の責任はどうなのか?「絵に描いた餅」的な計画・施策を作って、実際、実行されなかった場合の責任は一体誰にあるのか?
 分からないことが多い昨今の政治、そして行政である。