卒業生に贈る言葉

 本日は、長岡情報ビジネススクールの卒業式に参列して参りました。
 今年卒業生は185名。これまでの就職内定率は96%とのこと。就職氷河期の昨今、学校の教職員も含め卒業生が頑張ったことにエールを送りたいと思います。
 また、卒業生の8割が長岡市内で活躍するとのこと、長岡市としては本当にありがたいことだと思います。

 さて、今日の創業式で、卒業生に対する祝辞で以下の内容をお話ししました。
 長岡市内で、今年60歳を迎える人は約5000人、一方二十歳を迎える人は2700人、5000人が定年退職で辞めれば、5000の仕事場が空く訳けで、2700人が新規就職するのであれば、十分受入れは可能な筈なのに?
 新潟県内の新規就職者への有効求人倍率は去る1月時点で、僅か1.06%とのこと。一体どのような理由でこんなに若い人が就職するのに困るのだろうか?
 私も含め、年配者は「今の若者は選り好みし過ぎる、選ばなければきちんと仕事があるのに!我儘が足りなさ過ぎる!」と諌めますが、果たして実際そうなのだろうか?
 非正規雇用が通常化し、若い世代だけではなく全ての世代に於いて雇用が安定しない昨今、就職できない状況を若者の意欲がある無、我慢する、しないとうような個々の資質の問題に集約すべきではないと思うのだが?
 若者もそして社会も皆、既存の会社に入ることばかりを望んでいるが、若い時は自ら仕事を創造することができる唯一の時期なのに、誰も新しい仕事を起こそうとしない。
 若者が仕事を起こせばもっと社会は活性化するのに!若者よもっともっと活躍せよ!そして