雪下ろし

 昨今、高齢者の雪下ろしの事故が多発しており社会問題となっています。現在雪下ろしの担い手は、60歳〜80歳の方。平成に入って少雪現象が続いたこともあり、平成17年頃までは、長岡地域の平場では、ほとんど雪下ろしがされなかったこともあり、約20年間雪下ろしの担い手が育っていなかったことが大きな問題です。
 先日、学生が大勢でUNEHAUSに除雪ボランティアで来てくれましが、主催者側の条件で「危険ですから、屋根の雪下ろしはさせないでください!家の周り雪片付けをお願いします。」と云われ、学生達には高齢者世帯の雪道付けをお願いしました。
 しかし、血気盛んな若者が屋根に上らず誰が上るのか?55歳になる私が適任なのか?80を超えたベテラン中のベテランが適任なのか?
 最近の若者は、少子化傾向も相まって、若者は大切、大切で育てられて来ているせいか、若者は屋根に載せたら落ちてしまう!危険なので屋根に載せるな!と云うことが常識化しています。
 40、50になった親父は危険ではないのか?80を超えた高齢者は危険ではないのか?と疑う余地などなく、若者は屋根には上がらせないのが世間一般の常識となっています。
 高齢者より、50を過ぎたよ親父より、若者はず〜と体が利く筈なのに、若者は危ないといった間違った理解で、結局、雪下ろしの若い担い手は育たず、高齢者が今もなお危険を背にして、雪下ろしをし続けています。
 こんな馬鹿な現代社会に大きな疑問を感じています。
 高齢者も若者の力を過小評価せず、若者の能力を正当に評価しながら若者をしっかり育てる義務がある筈なのに?高齢者は、もっと降りなく、引かなくてはならないと思いますが????