夏祭りと秋季大祭

 猛暑の毎日が続く中、一之貝では恒例となった納涼祭と地元鎮守様諏訪神社の秋の大祭が行われました。
 過疎化高齢化の進む村中では若い人達を見るのも稀ですが、この2日間は納涼祭の準備や秋の大祭の神輿担ぎ等で、地元の父ちゃんや若者そして子ども達も大勢参加、そして帰省された方々も顔を出して呉れ納涼祭には140名もの参加者があったとのこと1年で一番村が活気づく時です。
 これまでお話ししたことのない方々と会話したり、また日頃気付かない事を色々とアドバイスいただける大変良い機会でした。
 村には村のしきたり・決まりがあり、時間を掛けて少しずつ学んでいくことが上手く村の一員になれるのではないかと思います。
 謙虚な気持ちで、一緒に汗を流し、一緒に酒を酌みまわし、そして一緒の語り合うことが、仲良くなる秘訣ではないかと思います。
 昨日は終戦記念日、閣僚や政治家等の靖国参拝とか首相の戦没者追悼の辞の内容とかで隣国の韓国、中国は騒いでおり、それに配慮して首相は参拝しないで玉串料のみとかのパフォーマンスをしているのではなく、首相も政治家もこぞって中国、韓国へ早く一緒に汗し、酒を酌み交わし、語り合うことが大切なのではないかと思います。

東山豪雨災害

 昨日未明の雨は本当に酷い雨でしたが、我が家の周りは高台であり川もないのでお陰さまで大きな被害はありませんでした。
 5時過ぎ起きてコンピューターに向かって仕事を始めようとしたら、栃尾支所の方から「栃尾地域は大変な雨が降って大きな被害が出ているがウネハウスは大丈夫ですか?」との電話で、慌てて家を出て一之貝のウネハウスへ向かいましたが、車を走らせ僅か2分の東山山麓の集落では、川が溢れ道路が川となり土砂や木々を運び通行不可能となっていました。
9年前の7.13水害の事が思い出され、当時浸水したと地域を避け、見附市内を通り栃尾の中心街を抜け1時間程掛けて一之貝ウネハウスに辿りつきました。

 途中、側溝の蓋からは泥水が溢れ、山道では崖が崩落し道路の半分を閉塞、一之貝に近づくにつれ今回の雨の凄さを実感しました。

 お陰さまでウネハウスは、割れた屋根瓦から雨漏りがあった以外は大きな被害はありませんでしたが、田んぼの被害はどうか?と田んぼへ向かった所、県道は川となり多くの土砂が堆積し、また、田んぼへ向かう農道の坂道は、田んぼの畔(クロ)が抜け落ちてしまい農道を完全に封鎖しており、到底田んぼまでには行る状況ではありませんでしたので諦めて退散してきました。

 
 坂道や崖の近くの家は道路に溢れた水が軒下ったので、一家総出で泥をかき出されており改めて被害の甚大さを実感しました。
 大変な雨でしたがまだまだ被害状況が把握できないのが現状で、私達の田んぼも含め農地がどうなっているのか本当に心配です。
 これまで頑張って米作りをしてきたのに?一夜の雨で水の泡、後始末も考えるとこんな条件の悪い中で農業をやらなくても?と思いますが、村の人達が愚痴を言うこともなく、黙々と後片付けや復旧作業に励んでおられる姿を見て、私も頑張らなくては!と元気を貰いました。

歯車の会の来訪

 一之貝のお隣乃集落北荷頃の婦人グループ歯車の会の一行26名の方がUNEの視察研修をされました。
 最初は信濃川千秋が原に広がる野菜畑、次に折角長岡の中心市街地に来られたのでアオーレとアオーレシアター、シアターでは「長岡の観光紹介」と「花火のダイジェスト」のフィルムを観賞、その後、特例子会社夢ガーデンを見学され最後はUNEHAUSで昼食をされました。
 84歳という高齢の方もおられましたが、皆さん矍鑠とされお元気の方ばかり、お話を伺えば元気の秘訣は畑作業とおしゃべり、車中色々と説明させていただきましたが、皆さんから話しかけられる事も多く、なかなかしっかりと説明できない場面もありましたが、大先輩の方々から元気をいただき充実した半日の視察研修となりました。


 

関東ブロック農業分野における障害者就労セミナー

 さいたま市で開催されたセミナーに基調報告者として「農・障・高連携しごとおこし」をテーマに45分間発表して参りました。
 骨子は、
1.特定非営利活動法人UNEの活動紹介
2.特例子会社の過疎化高齢化の進む中山間地域への誘致について
3.ドイツの障害者施策について
 で、100人を超える参加者があり、同じ思いを持つ人たと休憩時間に名刺交換が出来、私としては大変有意義なセミナーとなりました。
 発表の最後に障害者就労を推進する動きをしっかり総括し、政治や行政にきちと提言して行かなければならない!と力説しました。
 一人でも多くの障害者が社会に参画し誇りをもってしごとに就き、そして安心して暮らせる社会づくりのため頑張ろう!とも力説しました。

期日前投票

 17日間の参議院選が幕を閉じた。
 投票率アップを目指し選挙運動のネット解禁が実施されたが、前回の投票率を1割程も減らし52%台とのこと。多数決の民主主義の国であれば、投票率が5割を切ったら選挙無効にすべきではないかと思う位、国民の政治への関心、期待が薄れていることが伺える。政治家が悪いのか?国民が悪いのか?どうこういう問題ではないが、選挙制度そのものを考える時期ではないかと思う。
 また、16日間の期日前投票も当然投票率アップを狙ったものであり、10数パーセントの方が期日前投票したようだが公示翌日からの期日前投票には大きな疑問を感じえない。
 まずは、17日間の選挙戦は何のためにあるのか?
 選挙公約や候補者の考えを広く市民に訴えるのが選挙戦なのにそれも聞かずに投票するのは果たしてどういうものか?

 期日前投票は選挙区内の投票所であればどこでも投票できる。当日投票であれば決められた投票所でしか投票出来ない。投票所では、選挙立会人という地元の顔役が鎮座されてる内での投票なので、決めれ投票所であれば顔見知りも居るはずであるが、期日前投票のような何処でも投票できる状況では「成りすまし投票」も可能となる。
 以前、選挙当日「娘が東京の大学へ行っており、ここに投票券があるので誰か代わりに投票して貰えないか?」とうことを言われたことがある。
 期日前投票の投票所では身分証明書も提示することなく投票券があれば住所氏名生年月日を記載しあと当日投票できない理由アンケートで答えるだけで投票可能なので「成りすまし投票」も十分可能である。
 このようなことを考えると今の選挙制度は本当に公正かつ厳粛に行われているのか?大きな疑問が湧いてくる。
 投票率アップばかりが強調され、本来の公正な選挙が疎かにされているのではないか?と感じさせられた今回の参議院議員選挙であった。

第12回 園芸福祉シンポジウムながおか

 明日はいよいよ待ちに待った第12回 園芸福祉シンポジウムながおかが始まります全国各地から60名、そして県内各地から70名の園芸福祉の仲間が長岡へ集まり、固い絆を築き上げる一大イベントです。
 出迎えから送迎まで、受付からお土産、そして食べ物から飲み物まで色々考えて計画・準備したイベントなので上手くいって呉れればと人事を尽くして天命を待つ心境です。
 わざわざ長岡まで来てくれる仲間を心からもてなし、そして仲間からまた新たなるエネルギーをいただく絶好のチャンスです。
 本当に楽しみです。

いじめ問題

 昨晩、中学校でいじめ問題を考える地域サポート会議が開催された。県や市の教育委員会から「いじめ根絶」を謳った資料が何枚も配布され、地域の学校でもいじめが大きな課題になっているのか?と思ったが、幸いかな地域の小中学校では目立ったいじめは存在しないとのことで安心した。
 いじめがあった場合その対応はどのようにするのか?先生方と議論したが、私がPTAをしていた10年前とは学校、先生の対応が随分改善されたという印象であるが、保護者である親への対応はより難しくなってきているとの報告もあった。
 携帯のネットによる子ども同士の中傷合戦に親同士で話し合ったが埒が明かず担任の先生が駆り出される。責任は学校の指導にあるような言い分に、先生からは携帯の使い方をしkっかり確認もせずにただ子供に与えた親にこそ責任があるのだ!と言いたいところだが、今の社会、そこが言えないのが現状の様だ。そんな時こそ地域の識者が諭すように助言するのがサポートチームの役割ではないかとの結論で会議は終了した。
 最近の会議?日本の会議?いつもシャン!シャン!シャン!で、殆ど主催者の説明に終始し意見も出ずに終わるのが通常、もっと言いたいことをしっかり議論し、有意義な会議を進めることがお互いの理解に繋がり会議の成果が出るのではないかと思うが、意見を言えば責任が、そして批判されることを恐れてただ聴く側に回ってしまっているという傾向も否めない。
 大人も子供も日頃からしっかりと議論を戦わせることでお互いの理解を深めれば、いじめという陰で人を中傷するような陰湿な行為が減るのではないかと思うが?
 コミュニケーションの練習を積むことを社会全体で取り組むことこそが、いじめ根絶に向かうのではないかと思うが?